のユニットバス浴室ドア交換事例(バリアフリー下排水タイプ)
こんにちは!助太刀窓助です!
本日はユニットバスの浴室ドア交換を行いましたので事例紹介記事を書いていきたいと思います!
LIXIL浴室ドア交換アタッチメント工法(扉下排水タイプ)
浴室ドアの交換では、カバー工法とアタッチメント工法があります。どちらも、既設枠に新しい枠を取り付けて浴室ドアを交換する方法です。浴室ドア本体が廃盤になっていたり、レールや枠が傷んでいると浴室ドア本体のみの交換はできないので、新設枠を既設枠に被せてドア交換となる訳ですね。浴室ドアは10年以上使用されているとほぼ廃盤になっています。
既設レール撤去
浴室ドアの交換では、既設枠のレールや気密パッキンなどデコボコした部分を撤去して、新設枠を既設枠に綺麗に付くように調整します。
下排水カバー材取り付け
既存の浴室ドアは扉の下から排水ができる、下排水タイプでした。
下排水タイプは、1990年後半から2000年前半にかけてバリアフリータイプのシステムバスで広く使われていました。そのまま新設下枠を被せても少しガタついてしまうのと、ビスを打ち込むところが空洞になっているので、下枠の固定がそのままでは難しいので、下枠をフラットにする下排水カバー材を取り付けました。LIXILの場合、下排水カバー材を取り付けてフラットにすることができます。
今回はLIXILの浴室ドアを使用しましたが、YKK浴室ドアを使用する場合もあります。YKKの場合は、既設レールにレールカバーを付けて、元々のレールを利用して三方枠納まりになります。
YKKの場合は、既設枠が下排水の場合、取り付け条件があり、既設下レールが異形だったり、レールが外れる仕様や下レール幅が3mmでないタイプは取り付けできません。今回はレールが外れる仕様だったので排水カバー材を使用できるLIXILにしました。
ちなみに、いつもはYKKを使用することが多いです。その理由は、窓がない、または窓が小さいユニットバスの浴室ドアは、換気扇を付けると負圧の影響を受けて扉が勝手に開く場合があるからです。YKKの浴室ドアはガラリの通気口が大きい為、負圧の影響を受けにくいです。
窓がないユニットバスで扉下排水タイプの場合は、下排水カバー材だけLIXILから取り寄せ、浴室ドアはYKKドアリモを使用し、現場に合わせてより適切な方法で浴室ドアの取り付けをしています。
新設枠の取り付けと防水シーリング
カバー工法やアタッチメント工法では、既設枠と新設枠の間に建て付け調整の為にカイモノ(スペーサー)を入れますから、枠の重なりに若干の隙間ができます。玄関ドアやサッシ交換でも、カバー工法は必ず枠と枠の間にカイモノを入れてクリアランスを設けます。隙間があっては水が侵入するため、枠の重なりにシーリングを打ち込んで防水します。
それが終わるとドア本体の開閉チェックをして、作業の完了となります。浴室ドアアタッチメント工法の交換費用は79,200円(税込)となりました。アタッチメント工法はカバー工法に比べて高いのが唯一のデメリットです。そのかわり、開口が変わらず段差もできません。
ご利用ありがとうございました。