みなさんこんにちは!助太刀まどすけです!
本日は福岡市東区多の津のアンティーク扉ガラス修理について施工事例をご紹介したいと思います!
アンティーク扉ガラス修理事例
10面にカットされたガラス扉で、右上の1面のガラスだけ割れています。1面のみガラス修理していきます。
室内扉のガラス修理は、必ず縁が外せるようになっているので、分かりやすくビスでもんである場合と、隠し釘で打ち込んである場合の2パターンあります。ビス頭が見えないので、隠し釘で打ち込んである可能性が高いと判断して、慎重にスクレーパーを使いながら縁を外そうと試みました。
ですが、残念なことに隠し釘が錆びていて、無理に外せば木枠縁が割れるだろうと思い、施工方法を変更しました。
まず、ガラスの上下はすっぽり入る大きさにカットし、左右は木枠溝に納まるよう長めにカットしました。スライドしてガラスを入れることで、左右は溝にのみこみました。ですが、ガラスを落とし込むと下の溝に5mmガラスが下がってのみこみますから、上に5m隙間があきます。ですから、下の溝に3mmのカイモノを入れてガラスの高さを上げて、上の木枠溝に3mmガラスをのみこませます。
するとガラスと枠の間に隙間はできません。ですが、本来、縁が外せて正規の施工方法でガラス交換ができたのなら、ガラスは四方きっちり木枠溝にのみこみガラスも安定します。ですが今回は縁が外せず、上下のみかかりが浅い状態で、このままではガラスが不安定です。
そこでコーキング接着することで、ガラスを安定させるという施工方法です。
コーキング色はダークブラウンです。木枠の色とほとんど一緒なので目立ちません。ガラスは、型板ガラスを使用しています。残りの9面は亀甲ガラスですから、型板ガラスではデザインは揃いませんが、亀甲ガラス(亀の甲羅のようなデザインのレトロなガラス)は既に廃盤のため型板ガラスが最も無難なガラスだと判断しました。
コーキングが定着するまで数日かかるため、1日は動かないように開けっぱなしにして頂きました。早く固まるように防カビ入りを使用しているため、明日の朝になれば固まって開閉してもガラスがズレることはないかと思います。
ご利用ありがとうございました。
助太刀まどすけ
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