城南区の三協アルミビル用サッシの型ヒシワイヤーガラス交換修理事例
城南区のみなさんこんにちは!窓助です!
本日は網入りガラスの交換工事をしてきましたので施工事例紹介したいと思います!
網入りガラスを普通のガラスに交換できない理由は?

写真だと見づらいですが、建設省認定(国土交通省大臣認定)乙種防火戸第2号と、サッシに貼ってあるラベルに記載されています。乙種防火戸サッシは、火災の際に20分間以上炎を外に出してはいけないため、網入りガラスでないとその基準をクリアできないことから、網入りガラスである必要があります。以上の理由から、網入りガラスを防火ガラスでない普通のガラスには交換できません。
乙種防火戸は2000年(平成12年)以前に使用されていた用語で、改正後は防火設備と言われるようになっています。
網入りガラス交換修理コーキング施工

上記の写真は、熱割れした網入りガラスです。熱割れした網入りガラスを放置すると、ひび割れた箇所からワイヤーが錆びていき、ひびが広がっていきます。長い間放置するといくら網入りガラスといえど、ガラスが滑落する可能性はあります。

引き違い窓のガラス交換では、まずは障子をサッシ枠から外す必要があります。外し方はメーカーや窓シリーズによって変わりますが、共通してサッシに貼ってあるラベルシールに記載されています。今回の三協アルミサッシの場合は、縦框上部のカエシのある金具をマイナスドライバーで引っ張り出すことで、外れ止めが解除されて障子がレールから外せる構造でした。

外した障子のガラスのコーキングをカッターで切って取り除きます。まずはガラス面に刃を沿わせてぐるっと一周切ります。次にサッシに刃を沿わせてガラスエッジ当てながら、少し刃を立てながらぐるっと一周コーキングを切ります。それをガラスの表裏両面行ないます。

そのようにサッシ枠の中でコーキングが少し残るように撤去すると、サッシ枠の中で残ったコーキング材が良い感じに振れ止めになります。この状態でガラスを入れ替えたらバックアップ材を入れなくても、サッシ枠の中で余ったコーキング材がバックアップ材の変わりになり、ガラスは動かず枠の中で固定されます。コーキングの切り方一つでバックアップ材を入れる工程を省ける訳です。

コーキングを切断後、障子のサッシビスを外して枠を分解します。

分解した枠がL字になるように分解しました。全ての枠を一つづつ分解しなくても、障子のサッシビスを対角に取り除き、最小限に枠を分解することで、効率よくガラスの入れ替えが可能です。

次にガラスを撤去し、先程分解した障子枠に新しいガラスを差し込み、障子枠を連結して組み立てます。

障子をサッシ枠に嵌め込みました。コーキング納まりの場合は、マスキングテープをガラス面とサッシ障子枠の表裏両面にマスキングします。

コーキングをマスキングの間、つまりガラスと障子枠の隙間に充填していきます。充填し終わったらコーキングナイフでならします。

最後にマスキングテープを綺麗に剥がしてコーキング完了です。

網入りガラスの交換が完了しました。
ありがとうございました!